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海の構造物

「海上空港ができるまで」編 第一話 海底地盤の改良の巻 第二話 護岸工事の巻 第三話 埋立工事の巻

ケーソン式護岸

ケーソンとは、鉄筋コンクリート製の函(はこ)のようなもので、大きなものだと何千トンもあります。岩手県釜石港の防波堤に使われているケーソンはなんと16,000トンもあります。四国の高知港の防波堤に使われるケーソンも、長さ100m、幅が30mという巨大なものです。
ケーソンは、陸上または造船所のドックなどで製作し、現場まで運んだ(曳航="えいこう"といいます)あと、起重機船で吊り上げつつ、ケーソン内にポンプで水を入れて少しずつ沈めていき、海中に造られた基礎マウンド(土台)の上にすえつけます。

その後すぐに、土砂などをケーソン内につめて波がきても動かないようにしていきます。中につめたものが流出しないように、コンクリートのふたをします。
前述したように、ケーソン自体重たいものなのでめったに動いたりはしないのですが、地震などが起きてもずれたりしないように、その前面や後ろに石をいれてより強固なものにしていきます。
また、高い波がきても大丈夫なように、ケーソンの上にコンクリートの壁をつくって島を護るようにしています。

施工順序

(1) 盛砂
: 土運船、ガット船で山土を投入。
(2) 捨石
: ガット船で投入。
(3) ケーソン据付
: あらかじめケーソンを製作し、起重機船で設置。
(4) 中詰
: ガット船で土砂を運搬し、ケーソンの中に投入する。
(5) 蓋コンクリート
: 中詰砂流出防止のためにコンクリートでふたをする。
(6) 根固石・裏込石
: ケーソンを固定するために石を投入する。
(7) 上部コンクリート
: 波よけのために、ケーソンより上にコンクリートでかさ上げする。