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海の構造物

「海や川に橋がかかるまで」編 第一話 橋のいろいろの巻 第二話 橋を支える基礎の巻 第三話 橋の架設方法の巻

第三話 橋の架設方法の巻

前回(第5回)は橋を支えている基礎(下部工)の部分について説明しました。
ほとんどの部分が土や水の中にかくれているのでなかなか目にする機会がないのですが、おおまかには杭によって支えるものと、ケーソンによって支えるものとに大別できるということはご理解いただけたでしょう。
また、第4回では橋の型式(上部工)についてもいろいろなタイプがあることをご紹介しました。今回は基礎の上に上部工を構築していく時のやり方(架設工法)について説明していきます。

1 架設工法の選定

これまでの工事で橋桁などの上部工から受ける重さ(荷重)を、しっかりと支える下部工ができあがりました。その構造は、信頼できる地盤の位置や地形、場所などにより異なることは前回でお伝えしました。同様に、その上に上部工を架設する工法も現場の条件や工期などによって選定されます。
海上や河口部にかかる橋の架設は、架設する現場付近を航行する船の安全性などに配慮して工法が選定されます。また、工期を短縮するためにあらかじめ工場などで製作した橋桁を台船(甲板上に大きなものや重たいものをのせて運ぶ船)で現地まで運搬し、大型の起重機船により架設する工法が多く採用されています。

  • 神−35000 (35000t積台船)
  • 海翔 (4100t吊り起重機船)

これは下部工を行っている間に並行して大きなブロックを製作し、一括で架設することができるので、下部工が終わったあとで現地のトラベラークレーンなどで順次張り出していく方法と比較すれば、工期の大幅短縮が可能となり、工費を削減する効果も期待できるからです。

架設工法の種類

長大橋を架設する工法を橋桁の部材供給面から分類すると、以下のように分けられます。
橋の絵をクリックすると「架設工法と部材供給機材」など 詳細がご覧いただけます。)

  • 吊橋
  • 斜張橋
  • アーチ橋
  • トラス橋
  • 桁橋

上部工の種類や工期、推進や潮流などの現地条件などを全て勘案して最適な架設工法が選定されるのです。
当社も数多くの橋梁架設に参画させてもらいました。皆さんの住んでおられる近くで橋がかかる時、寄神建設の起重機船が頑張っていると思って下さい。

さて、三回にわたり「海や川に橋がかかるまで」編におつきあいいただきましたが、おわかりいただけましたでしょうか。
では、またお会いしましょう!